薬局ブログ 10/9 「目の愛護デー」


10月10日は中央盲人福祉協会により、目の健康を守ることをテーマに「目の愛護デー」と制定されています。


近年は大人に限らず小さいうちからスマホやパソコン、タブレットなどのディスプレイを見る時間が長くなっており、目への負担が問題視されています。

暗いところで本を読むと目が悪くなる、車や電車で本を読むと乱視になる、など色々なウワサを聞くこともしばしば・・・。


今回はそんな目にまつわるウワサや目の健康について書いていきたいと思います。




<ウソ?ホント?~目にまつわるウワサたち~>


・ 暗いところで本を読むと目が悪くなるの?

半分ホント、といった具合です。
暗さで文字が見えにくくなり、普段よりも更に近い距離で本を見てしまうため目に負荷がかかり近視が進んでしまうんだそうです。
本を読む時は明るい場所で、適度な距離を取るようにしましょう。


・ 電車や車で本を読むと乱視になるの?

これはウソです。
乱視とは目のレンズである水晶体のゆがみによって起こります。揺れる環境にいるだけでこのレンズがゆがむとは考えにくいです。
ですが、車内は充分な明るさが確保されていなかったり、窓から差し込む光がちらついたりと目に負担が掛かる環境ではあります。スマホや本から目を離して、外を眺めてもいいかもしれませんね。




<目にいいことって?>


「ロドプシン」という物質をご存知でしょうか。

ロドプシンは目の網膜、像を映すスクリーン部分に多く存在し、光や色を識別するための重要な役割を持ちます。
目を酷使するとこのロドプシンが多く消費され、それがしょぼつきやぼやけなど目の疲れとして現れることがあります。


ロドプシン合成にはビタミンAが必要です。これが不足すると夜盲症、いわゆる”トリ目”といわれる状態になります。
また、ブルーベリーなどに含まれるアントシアニンはロドプシン合成を助ける役割があり注目されています。

これらの栄養素はニンジン・かぼちゃ・ほうれん草などの緑黄色野菜に含まれるほか、最近はサプリメントとしても手軽に摂れるようになってきました。


その他にも、目の使いすぎで目周辺の筋肉が凝ってしまい疲れを感じることもあります。
血流改善としてホットアイマスクなどを試してみるのもいいのではないでしょうか。




薬局では目の愛護デーになぞらえて、期間限定で目の健康を意識したブースを設置しています。

ご興味のある方は是非ご覧になってくださいね。

地域に根差す:シーガル調剤薬局

鎌倉市材木座に立地する「シーガル調剤薬局」です。 地域住民の方々の「健康情報拠点」となる事を目指しています。 当薬局は、厚生労働省施設基準「健康サポート薬局」・「地域連携薬局」として受理されています。 神奈川県薬剤師会「くすりと健康相談薬局」の認定も受けています。 病気を抱えている人でなくても、健康情報の発信基地としてご利用下さい。

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