薬局ブログ 5/9 「運動のススメ」

ずいぶんと暖かくなり、スギ花粉も落ち着く時期にさしかかってまいりました。

花粉からも解放され、陽気が良いと体も動かしたくなるってもんです!(・・・え、違う??)


さて今回は、健康的な身体作りについてお話しようと思います。


皆さまは国が出している健康政策をご存知でしょうか。

厚生労働省健康局は「健康づくりのための身体活動基準2013」という、将来予想される早世、生活習慣病等への罹患、生活機能の低下のリスクを減少させるために以下のような運動基準を設けています。


18-64歳

・週に60分以上の歩行又はそれと同等以上の強度の身体活動(運動以外の日常的な動き)

・毎週60分程度の息が弾み汗をかく程度の運動

65歳以上

・毎日40分の身体活動。横になったままや座ったままにならなければどんな動きでもよい。


これをもっと具体的にしたものが、メッツといわれる単位を使った計算となります。

メッツとは、安静時のエネルギー消費量を1とした時と比較し、何倍の消費量になるかを表した数値となります。例えば散歩や庭の草むしりであれば3.5メッツ、ジョギングであれば6メッツと、動きによって数値化されています。(リンク先「改訂版 身体活動の(METs)表」

これと照らし合わせると以下のようになります。


18-64歳

・強度が3メッツ以上の身体活動23メッツ・時/

・強度が3メッツ以上運動4メッツ・時/

65歳以上

・強度を問わず、身体活動を10メッツ・時/



運動習慣がない方の場合、急に強度の高い運動をすると身体を痛める恐れがあります。強度の軽いものから徐々に上げていくといいでしょう。



筋力維持は血流改善や骨折の予防など、将来の健康を維持することにも繋がります。また、適度な疲労は良い睡眠の元にもなり生活リズムを整えることにも繋がるでしょう。

はじめの一歩までは腰が重いかもしれません。
が、そこをちょっと頑張って、健康な将来への道を踏み出してみてはどうでしょうか?





参照 

厚生労働省 e-ヘルスネット「健康づくりのための身体活動基準2013」

国立健康・栄養研究所 「改訂版 身体活動の(METs)表」


地域に根差す:シーガル調剤薬局

鎌倉市材木座に立地する「シーガル調剤薬局」です。 地域住民の方々の「健康情報拠点」となる事を目指しています。 当薬局は、厚生労働省施設基準「健康サポート薬局」・「地域連携薬局」として受理されています。 神奈川県薬剤師会「くすりと健康相談薬局」の認定も受けています。 病気を抱えている人でなくても、健康情報の発信基地としてご利用下さい。

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