薬局ブログ 5/12「暑さ慣れ」


こんにちは!

新型コロナ関連であわただしかったこともあり、間が空いてしまいました;;。

もうすぐ春~ですねぇ~ ♪ なんて歌が聴こえてくるかと思ったら、あっという間に夏を迎えそうです。(古い??)


体はまだ春モード、こういった急激に暑くなる時期は特に熱中症や脱水に気をつけないといけません。


さて、今回はこれからの夏に役立てる「熱さ慣れ」をテーマに綴っていこうと思います。


そもそも熱中症とはどのような状態なのでしょうか?

ぐったりして、顔が赤くなって、ふらふらして・・・といったイメージをもたれる方が多いでしょうか。

このイメージをもう少し具体的にしてみましょう。


・顔が赤くなる

 熱くなった血液は、皮膚に近い血管から外気に熱を逃がすことで体温を下げようとします。また、効率よく熱を逃がすために体は血管を広げようともします。顔が赤くなるのはこのように血管が広がるためです。

・ふらふら、ぐったりする

 血管を広げたり、汗として体の水分が逃げると血液のめぐりが悪くなります。すると脳に届く血液の量も少なくなり、脳が酸欠のような状態に陥ってふらふらしたりぐったりしてしまいます。


どうでしょう、少し分かりやすくなったでしょうか(;'-' )。



ではここから、本題の「暑さ慣れ」に入っていきます。


人の体は体温を下げるため、大きく2つの機能を持っています。

ひとつ目は血管を広げて熱を発散させること、ふたつ目は汗を蒸発させて温度を下げることです。

これらの機能は季節によって高まったり下がったりすることが知られていおり、暑さに慣れるときの体の変化を専門用語で「暑熱順化」と言います。

暑熱順化によって汗をかきやすくなったり血管を広げやすくするほか、汗に含まれる塩分を減らしてミネラルの喪失を抑えることで熱中症のリスクを下げることができます。


しかし、この暑熱順化はすぐにできるわけではなく、1~2週間程度の期間を必要とします。本格的な暑さがくる前から始めることが大切ですね。


~暑熱順化のおすすめトレーニング~

・ウォーキング、ジョギング
ウォーキングなら30分、ジョギングなら15分を目安に、週5回程度の頻度で。

・サイクリング

1回30分、週に3回程度。

・入浴
湯船にしっかりとつかりましょう。1日おき程度のペースで。

※くれぐれも無理はしないようにしましょう。脱水には十分注意して、トレーニング前後の水分摂取は忘れずに!!



夏をすごしやすくするために、余裕を持って暑さ慣れを!




参照:一般財団法人日本気象協会 「熱中症ゼロへ」

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