薬局ブログ 6/8 「喉の渇きにご注意を!」

本格的な夏が目前に迫って参りました。

長かった新型コロナによる制限もなくなり、通常の夏がやってきます。


既にニュースでは老若男女かかわらず、熱中症で救急車が呼ばれたケースが何件も報道されています…。

やっと楽しめるようになった夏、そりゃもちろん健康的に過ごしたい!


ということで今回は「水分摂取のポイント」についてです。



「人の体の大半は水分でできている」と聞いたことのある方は多いかと思います。

成人では体重の約60%が水分で構成されており、体重の2%程度の水分を失うと喉の渇きを感じ、4%を失うと体温上昇や強いだるさを起こし、約10%を失うと死にもつながりかねない状態へと陥ってしまいます。

具体的な数値を入れてみると、体重50kgの人では約1000mlの水分喪失で喉の渇きを、約2000mlで皆さんが思う熱中症といわれる症状を引き起こします。


ちなみに真夏の発汗量、バカになりませんよね。

ちょっとそこまで~の距離でもハンカチやタオルが欲しくなります・・・。


それもそのはず。

炎天下(28-30度)の屋外ではウォーキングでも10分間で100ml以上(コップ半分程度)、サッカーなどの激しい運動では1時間で1L以上もの汗をかくといわれています。

そりゃあちょっと運動するだけでシャツが絞れちゃいますね;;。



さて、唐突ですがここで質問です!

飲んだ水分は一体どこから吸収されるのでしょうか?


・・・答えは腸からです。

水分は胃を通過して腸に到達することで吸収され、腸に届くまでに概ね20~30分の時間がかかるとされています。
そう、飲んですぐに吸収されるわけではないのです。


〝喉が渇く=体が水分不足を警告”している状態です。

水分摂取は喉の渇きを感じる前からを心掛けてあげましょう!


理想は起床時・入浴前にコップ1杯、日中も30分~1時間おきにコップ半分程度の水分摂取です。


また、運動時は水分と塩分が同時に取れるスポーツ飲料の利用を。

熱中症の症状が出ている場合は急速な水分補給が必要になりますから、OS-1などの経口補水液を選択してあげてくださいね。


適切な水分摂取でこの夏も乗り切りましょう!!



地域に根差す:シーガル調剤薬局

鎌倉市材木座に立地する「シーガル調剤薬局」です。 地域住民の方々の「健康情報拠点」となる事を目指しています。 当薬局は、厚生労働省施設基準「健康サポート薬局」・「地域連携薬局」として受理されています。 神奈川県薬剤師会「くすりと健康相談薬局」の認定も受けています。 病気を抱えている人でなくても、健康情報の発信基地としてご利用下さい。

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