薬局ブログ 11/25「お薬っていつ飲むの?」


寒くなるにつれ、普段あまりお薬を使わない方でも風邪やアレルギー症状などでお世話になることがあるのではないでしょうか?


大抵のお薬は「食後に服用して下さい。」と書かれていると思いますが・・・、

「忙しくて食事がまばら・・・」、「3回も食事をとらないよ!」

なんて声が聞こえてきそうです。


さて、今回はお薬の飲み方から、安全かつ効果的にお薬が使えるようお手伝いさせていただこうと思います!


~袋の記載、正しく理解できていますか??~

お薬の袋に記載される内容は法律上決まっており、使用者の名前・飲み方・飲む量などのいくつかの項目があります。その中でも”飲み方”には様々な種類があり、起床時・食前・食後・食間・食直前・食直後・就寝前・空腹時など多彩です。

一部の飲み方を詳しくお伝えすると以下のようになります。

  • 食前:食事の30分ほど前
  • 食後:食事が終えてから20分~30分後まで
  • 食間:食事から約2時間後(食事と食事の間)
  • 食直前:食事の5分前以内
  • 食直後:食事を終えてから5分以内


例えば胃に負担の掛かるお薬の場合、食事がクッションとなるよう食後と指示されます。
逆に食後の吐気を抑えるようなお薬だと、食事よりも先に飲んで効果を出しておく必要があるため食前となります。また、消化液の助けを借りるようなお薬では食直後、といったようにお薬の特徴に合わせて飲み方も変わっていきます。


ただ、中には食事の影響を受けないけれど”食後”とされているものも多々あります。

これには理由があり、空腹時に薬を飲むことは胃への負担になると考えられていること、食後であればお薬の飲み忘れが少ないと考えられていることなどが挙げられます。


中には融通が利くお薬もありますので、食事の時間が定まらない方、食事が一般的な回数と異なる方は薬剤師にご相談ください。



間違えた飲み方はお薬の効果を損ねるどころか体調を悪化させてしまう可能性もあります。

正しい飲み方で、より効果的に使ってあげてくださいね。


以上、お薬の飲み方のお話でした!


地域に根差す:シーガル調剤薬局

鎌倉市材木座に立地する「シーガル調剤薬局」です。 地域住民の方々の「健康情報拠点」となる事を目指しています。 当薬局は、厚生労働省施設基準「健康サポート薬局」・「地域連携薬局」として受理されています。 神奈川県薬剤師会「くすりと健康相談薬局」の認定も受けています。 病気を抱えている人でなくても、健康情報の発信基地としてご利用下さい。

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