薬局ブログ 2/16「スギ花粉、襲来」


こんにちは!

まだまだ春は遠そうですが、すでにスギ花粉の気配をバッシバシと感じている薬局ブログ係です;;。

今年はここ10年でいちばんの花粉量とも報道されており、まだまだマスクは欠かせません。


花粉症対策。皆さまはどういった手段を取っていますでしょうか。

最近は市販薬も充実しています。いざお店に入っても、何を買えばいいのか迷う方も少なくないのでは?

今回はそんな花粉症のお薬について紹介していきます。



~花粉症の治療薬~

〈市販薬として購入できるもの〉

・抗ヒスタミン剤・
ヒスタミンと呼ばれる炎症や痒みを引き起こす物質をブロックします。
眠気が注目されやすい成分ですが、眠気の出にくいものも増えてきています。眠気が出ては困る方(運転習慣のある方)は購入の前にご相談ください。

・点鼻ステロイド剤・
鼻の粘膜の炎症を抑え、鼻水や鼻づまりを解消します。即効性はありませんが、花粉シーズンの早いうちから開始しておくと炎症を予防する効果が期待できます。

・点眼剤・
上記の抗ヒスタミン剤や充血を抑える成分を含むもの、清涼感を加えスッキリとした使用感を味わえるものなど多くの製品があります。

・局所血管収縮剤・
主に鼻に噴霧するタイプの製品として販売されています。鼻粘膜の広がった血管をすばやく抑え鼻づまりを解消します。使いすぎると逆に症状が悪化してしまう恐れがあるため注意が必要です。

・漢方薬・
眠気の出ない薬をお探しの方に良い選択肢となります。花粉以外のアレルギー性の鼻症状でも使用できます。


〈専門的な治療を受けたい場合〉

・減感作療法・
アレルギーの原因となる物質を意図的に取り入れることで体を慣れさせる治療です。花粉シーズン中はスタートすることができませんが、抗ヒスタミン剤などの対処的な治療とは異なり、根本的な改善を目指すことができます。

・皮下注射療法・
抗体と呼ばれるアレルギー反応を起こすきっかけとなる物質を抑えます。重度の花粉症の方のみが対象となります。専門的な検査や2、4週間隔の定期的な受診が必要となります。





花粉症の治療はお薬を組み合わせて使うことでより良好なコントロールをすることもできます。

忙しくて受診できない方、なかなか自分に合った薬が見つからない方もぜひ一度ご相談ください。



以上、花粉症治療薬のお話でした!

地域に根差す:シーガル調剤薬局

鎌倉市材木座に立地する「シーガル調剤薬局」です。 地域住民の方々の「健康情報拠点」となる事を目指しています。 当薬局は、厚生労働省施設基準「健康サポート薬局」・「地域連携薬局」として受理されています。 神奈川県薬剤師会「くすりと健康相談薬局」の認定も受けています。 病気を抱えている人でなくても、健康情報の発信基地としてご利用下さい。

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