薬局ブログ 12/24 「冷え対策の味方・ショウガ」
すっかり冬ですね。
少し風が吹くだけでも寒さで目が痛くなります。
漢方では風の邪が皮膚から入り込んで風邪を引くと言われており、体を温かく保ち発汗することでこの風の邪を追い払うと考えられています。
そこで今回は体を温める食材として取り上げられることの多い「ショウガ」について綴っていこうと思います!
ショウガにはジンゲロールとショウガオールという代表的な2つの成分を持っています。
ジンゲロールは生のショウガに多く含まれており、これに熱を加えて水分を飛ばすとショウガオールに変化します。
この2つの成分の違いは以下の通りです。
- ジンゲロール:香りのよさから食欲増進したり、消化管の動きを良くする作用がある。また、殺菌作用もあるため生ものに添えられる場面も多い。
- ショウガオール:ジンゲロールより辛味が増し、体を温める効果が高くなる。体を温めることで血流が良くなり代謝を高める。
なので、食欲がわかないような時は生のショウガを添えてみたり、また、冷えて体を温めたいときは熱を加えたショウガにしたりと使い分けてはいかがでショウカ?(掛けてないですよ;)
ちなみにジンゲロールをショウガオールにするのは電子レンジでの加熱くらいで大丈夫です。
スライスや千切りにしたショウガが軟らかくなるくらいまで熱を通してあげましょう。(すりおろしだと飛び散る可能性があるのでおススメはしません・・・。)
寒い日に生姜湯や蜂蜜ショウガ、ショウガ入り紅茶など、ショウガを入れた飲料を飲む方も多いと思います。
ひと手間・ひと工夫で食材の力をうまく引き出してあげましょう。
体温高めて免疫力アップ!
日々の健康づくりの支えになれば幸いです。
コロナにも風邪にも負けない体を作りましょう!!
0コメント