薬局ブログ 4/27「睡眠とは」



 おはようございます!

今日は朝一番のブログアップです。


 まだ4月にもかかわらず、既に夏の陽気を感じますね。

「春眠暁を覚えず」とは言うものの、春が終わりそうになっても私の睡魔は手加減してくれそうにありません;;。


さて、今回はそんな”睡眠”をテーマに綴っていこうと思います。




 皆さんにとって良い睡眠とはなんでしょうか。


朝、スッキリ起きられること?

思った時間に眠りにつけること?

一度も起きることなく朝を迎えられること?




 少し話がそれますが、

健康を特集したテレビや雑誌にて「睡眠時間は〇時間がベスト」「理想の睡眠時間は〇時間」といった文言を見かけたことはないでしょうか。


 以前アメリカで行われた”睡眠時間と死亡率の相関”を調べた研究があります。これによると、睡眠時間が7時間の人たちの群が一番死亡率が低かったという報告がなされており、私も強く印象に残っています。

個人的には上記のような情報は、こういった研究成果を引用しているのではないかと思うところ・・・。

しかし、これはあくまでも睡眠時間が短すぎても長すぎてもよくないよ、という見解であり、7時間にしなさいという意味ではありません。


 そもそも睡眠時間は個人差が大きいもの。

一概にこの数字でないとダメというものではなく、むしろこういった情報に感化されて「こうしなきゃダメなんだ・・・」と要らぬ不安を持たれないかと心配に思ってしまいます。



 では、正常な睡眠とはいったい何なのでしょうか。


 うまく睡眠が取れない状態を医学的に「睡眠障害」と表現します。

これは”良質な睡眠が取れない状態が1ヶ月以上続き、日常生活に支障をきたしている状態であること”とされており、”睡眠時間が何時間以下”という規定はなされておりません。

 つまり、4-5時間しか寝ていなくてもスッキリ起床し、日中に眠気や倦怠感が無いのであればそれがその人にとっての正常な睡眠となるのです。



 余談ですが、この記事を書き始めてから自分の睡眠時間に注目するようになりました。

自分の場合、今の時期は5時間半がベストみたいです。なんだか、歳のわりに短い印象。。。



 さて、話を戻して、


 そもそも睡眠時間は個人差もそうですが、年齢や季節によっても変わってきます。

子供では成長に睡眠が必要なため長く、逆に高齢者では体内時計のずれが生じることや、睡眠が浅くなることで短くなる傾向にあります。

また、季節間では夏場は短く、冬は長くなりやすいもの。こちらはご自身の感覚として分かっていただけるのではないでしょうか。


 急がしい現代人、なかなか寝たいときに寝るのは難しいことですが・・・

数字としての睡眠”時間”にはあまり執着せず、”その時”身体が必要とする分の睡眠が取れるような生活リズムを作ってあげられるといいですね。

 

 



・おまけ・


 一概に「眠れない」と言ってもその理由は様々です。

例えば寝つきが悪い、暗いうちに起きてしまう、眠られるけど短時間で何度も目が覚める・・・などなど。


 生活の乱れが原因であることも多々ありますが、中には睡眠時無呼吸症候群やうつ病といった隠れた問題が潜んでいることがあります。

こういった場合、根本の治療をしないことには良い睡眠を取り戻すことは困難となります。

 長らく睡眠に悩んでいる方は一度、病院やクリニックで相談するのも一つの手ではないでしょうか。


 薬局では随時健康相談を受け付けています。

気になることがあればお気軽にご相談くださいね。



長くなりましたが、今回もお付き合いいただきありがとうございました!

地域に根差す:シーガル調剤薬局

鎌倉市材木座に立地する「シーガル調剤薬局」です。 地域住民の方々の「健康情報拠点」となる事を目指しています。 当薬局は、厚生労働省施設基準「健康サポート薬局」・「地域連携薬局」として受理されています。 神奈川県薬剤師会「くすりと健康相談薬局」の認定も受けています。 病気を抱えている人でなくても、健康情報の発信基地としてご利用下さい。

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